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シン安保2050政策シリーズ序論|シン日本社会2050を支える3つの社会基盤と政策体系

Philosophy, シン安保2050

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日本社会は現在、人口構造の変化、経済構造の転換、国際環境の変化、技術革新の加速など、多くの歴史的転換点に直面しています。こうした変化は一つの政策領域だけで対応できるものではなく、社会全体の構造をどのように安定させ、持続させるかという視点から考える必要があります。

本サイトではこれまで、日本社会の将来像を考える枠組みとして「シン日本社会2050」という統合理念を提示してきました。
その中で、安全保障という概念もまた、従来の限られた政策領域だけでなく、社会全体の基盤として再整理・シン設計する必要があると考えています。

この考え方を具体的な政策議論として展開していくのが「シン安保2050政策シリーズ」です。
本記事では、シリーズ序論として、その基本的な考え方と、今後展開していくシリーズ全体の体系を示します。

本記事を読むことで、シン安保2050の基本定義、3つの社会基盤、約40の政策テーマ、当サイトのカテゴリー構成との関係、さらにシン2050理念群との接続関係までを一通り把握できます。
今後の個別政策記事を読むための全体地図としてご覧ください。

上記挿入の記事では、「シン安保2050」を次のように定義しています。

「シン安保2050」とは、
安全・安心・安定という「安」を土台に、保護・保全・保障などの多様な「保」の制度を多層的に整備する。
そこに補完・補償等の「補」の機能を組み込む。
これにより、全世代・全市民、そして多様な社会が、尊厳を保ち希望を持って暮らし、諸活動を進めていくことができる。
こうした共生社会を構築する、近未来志向の設計理念である。

シン安保2050の考え方の基礎には、安・保・補という三つの視点があります。
以下、先述の記事から一部を引用転載します。

①「安」:社会の安定を確保すること

「安」には、安全・安心・安定といった多様な意味が込められています。それぞれが現代社会の基盤を支える不可欠な要素です。
それぞれの意味と意義を整理しました。
・安全(Safety):事故・災害・暴力などの外的脅威からの保護
・安心(Peace of Mind):制度的・心理的な信頼感をもたらすもの
・安定(Stability):経済・雇用・生活環境の持続的な均衡状態

②「保」:制度や資源を持続させること

「保」は、保有・保持・保護・保全・保善・保障・保証と多様な意味と文脈で使われます。
そして、資源、環境、情報、制度など多層的な対象に関わります。
・保有(Possession):社会や個人が必要な資源や権利、情報、能力を保持し続けている状態
・保持(Maintenance):制度や文化、技術などを持続可能な形で維持し継承する行為
・保護(Protection):リスクや脅威・恐れから対象を守る行為
・保全(Preservation):自然や社会資本の健全性を長期的に維持する取り組み
・保善(Conservation & Improvement):単なる維持ではなく、資源や制度の質を高めながら守る動的な概念
・保障(Security):個人・市民・国民の権利や生活基盤が制度的に安定して提供されることなど
・保証(Guarantee):制度や契約、政策が所定の義務や責任を確実に果たすことを前提とする担保的仕組み

③「補」:不足部分を補完する仕組みを整えること

どんなに優れた制度や枠組みも、不測の事態や構造変化に完全に対応することは不可能です。
そのため、そこで「補」の概念が常に必要となります。
「補」として、次の機能も想定し、備えておくことになります。
・補完(Complement):複数制度間の役割補助や代替性を確保する機能
・補償(Compensation):損失・被害・不利益への救済措置など
・補助(Assistance/Subsidy):経済的・制度的に困難を抱える個人や団体に対して行う金銭的・人的・技術的支援

以上のほとんどが、先に公開済みのシン安保2050論述記事からの引用転載です。
従来との違いについて、概略確認頂けたと思います。
しかし、問題は、これから、その先にある、具体論の展開にあります。

当サイトONOLOGUE2050でシン安保2050を扱う上での基盤となっているのが、サイト自体の構成であるカテゴリー(サイトメニュー)です。
そして、ここ数年来抱いていた、「2050年の望ましい日本社会」の創造・創出構想。

これを、サイト開設後シン化させ「シン日本社会2050」と基軸理念化し、その構想化・実現化するための周辺の理念群も設定しました。
この2つの概念と理念との関係について、シン安保2050政策シリーズを始める前に、確認しておきます。

「シン日本社会2050」とは、日本社会の将来を個別の政策改善としてではなく、社会構造の再設計・シン設計という視点から考えるための包括的な理念です。

人口構造、経済構造、社会制度、国際関係、技術革新など、多くの要素が同時に変化している現代社会では、一つの政策だけを調整しても全体の安定を確保することは困難です。
むしろ社会全体の構造をどのように設計するのかという視点が必要になります。

そのため本サイトでは、日本社会の将来を考えるための複数の理念を提示し、それぞれの役割を明確にしながら全体構造を構想する方法を採用しています。

「シン日本社会2050」は包括的・統合的理念です。
この理念を支え、具現化するための、もう一段落とし込んだ理念を体系化しました。
以下が、その理念群です。
それぞれの理念について、当サイトで、最初に定義や目的などについて考察・提示した記事へのリンクを貼っています。
確認頂ければと思います。(シン・ベーシックインカム2050についてだけは、別サイト記事です。)

① シン安保2050:2050年日本社会構想の基軸設計理念「シン安保2050」の意味と究極の使命 – ONOLOGUE2050
② シン社会的共通資本2050:2050年、日本社会の新たな羅針盤:『シン社会的共通資本2050』が拓く共生の近未来 – ONOLOGUE2050
③ シン循環型社会2050:シン循環型社会2050:日本の近未来へ導く持続可能で強靭な社会システムの羅針盤 – ONOLOGUE2050
④ シンMMT2050:シンMMT2050:日本社会構想を支える新たな財政・貨幣システムの羅針盤 – ONOLOGUE2050
⑤ シン・イノベーション2050:シン・イノベーション2050:日本の近未来を駆動する、包摂的で持続可能な社会変革の羅針盤 – ONOLOGUE2050
⑥ シン・ベーシックインカム2050:シン・ベーシックインカム2050とは何か|文化・社会経済システムとしての新しい日本型BI – シン・ベーシックインカム2050論

これらはそれぞれ異なる役割を持つ理念ですが、互いに独立したものではありません。
社会基盤、経済循環、技術革新、財政制度などが相互に関係しながら、社会全体の安定と持続性を支える構造を形成します。

その中で「シン安保2050」は、日本社会の安定を支える基盤そのものを整理する理念として位置付けられます。

当サイトONOLOGUE2050のメニュー(=カテゴリー)構成は、
Philosophy、Resources、Economy、Politics、Social System、Social Issue、Global Societyの7つで構成しています。

このうちのPhilosophyは、前項で取り上げた6つの理念群と、その基盤であるシン日本社会2050から構成されています。
以下に、6つのカテゴリーに主な具体的課題を添えて整理しました。

① Resources(エネルギー、公共インフラ、国土・土地、希少資源、自然環境、食料他)
② Politics(安全保障、政治・行政、立法・司法・憲法、財政・財源・税制他)
③ Economy(労働・雇用、国内経済、地域経済・公共経済、産業経済、社会経済、経営・マネジメント、経済安保、貿易、金融・資本他)
④ Social System(社会保障、医療・介護制度、保育・教育制度、地域・地方・都市)
⑤ Social Issue(少子化社会、高齢化社会、格差社会、ジェンダー、事件・犯罪他)
⑥ Global Society(国際問題、国際関係、国際経済、地政他)

これらのテーマはそれぞれ重要な政策課題ですが、分野ごとに個別に扱うだけでは、日本社会の構造を体系的に理解することは難しくなります。

そのため今回のシリーズでは、次の章で述べるように、これまでの政策領域を三つの社会基盤という枠組みの中に整理し直し、社会構造としての安全保障を考察していくことにしました。
この3つの視点を踏まえながら、日本社会の構造をどのように設計するのかを考えることが、シン安保2050政策の基本的な方法論になります。

前項で述べた、3つの社会基盤とは何か。
以下、考察と説明を進めます。

シン安保2050では、社会の安定を支える基盤を次の3つに整理しています。

① 国家社会基盤シン安保

国家社会基盤シン安保は、日本社会の存立を支える基盤を扱う領域です。
ここでは、国家の統治、資源確保、国土管理、情報秩序など、社会全体の土台となる課題を取り上げます。

② 生活社会基盤シン安保

生活社会基盤シン安保は、市民の生活基盤を支える制度や社会構造を扱う領域です。
ここでは、人口構造や社会制度など、人々の生活の持続条件を中心に議論・考察・提案します。

③ 経済社会構造シン安保

経済社会構造シン安保は、社会の生産活動と分配構造を支える経済基盤を扱う領域です。
経済活動が持続しなければ、社会制度や生活基盤も維持することができません。
そのため経済構造の安定もまた社会安保の重要な要素となります。

前項の考え方に従い、3つの社会基盤毎に、どのような政策課題がシン安保2050政策構想と直接的に関係しているか。
以下に、一覧表で整理しました。

1. 国家社会基盤シン安保2. 生活社会基盤シン安保3. 経済社会構造シン安保
① 外交・防衛シン安保① 人口シン安保① 雇用シン安保
② 統治制度シン安保② 家族シン安保② 賃金シン安保
③ 財政シン安保③ 出産・子育てシン安保③ 労働力シン安保
④ 国土シン安保④ 教育シン安保④ 外国人労働シン安保
⑤ 公共インフラシン安保⑤ 医療シン安保⑤ 産業シン安保
⑥ エネルギーシン安保⑥ 公衆衛生シン安保⑥ 中小企業シン安保
⑦ 資源シン安保⑦ 介護シン安保⑦ 金融シン安保
⑧ 食料シン安保⑧ 障がい者福祉シン安保⑧ 資本市場シン安保
⑨ 環境シン安保⑨ 社会保障シン安保⑨ 税制シン安保
⑩ 防災シン安保⑩ 地方自治シン安保⑩ 社会保険シン安保
⑪ 情報空間シン安保⑪ 都市生活シン安保⑪ 貿易シン安保
⑫ サイバーシン安保⑫ 治安シン安保⑫ 経済安全保障シン安保
⑬ 科学技術シン安保⑬ 情報市民シン安保⑬ 観光シン安保
⑭ AI経済シン安保

従来の政策課題のイメージを変えるために、すべての課題に「シン安保」と付けています。
これは、2050年に向けてのこれからの新しい、かつ従来の問題点を超克する政策群を考察・提案することを想定してのことです。

もう一つの当サイトの原点・基盤であるカテゴリーは、前章で確認しました。
サイトのHOMEのメニューをご覧頂くと分かりますが、各メインカテゴリーごとに、以下のように、サブカテゴリーを設定しています。

ResourcesEconomyPoliticsSocial SystemSocial IssueGlobal Society
国土・土地労働・雇用・賃金政治・行政社会保障制度・年金制度少子化社会国際問題
エネルギー産業経済立法・司法・憲法保育・教育制度ジェンダー国際関係
自然環境国内経済財政・財源・税制医療・介護制度高齢化社会国際経済
公共インフラ貿易外交地域・地方・都市格差社会地球環境・気候変動
食料金融・資本安全保障ベーシックインカム事件・犯罪地政
希少資源経済安保
経営・マネジメント
社会経済

このカテゴリー及びサブカテゴリーと、前項の、シン安保2050の「3社会基盤別政策課題一覧表」とを見比べて頂くと、多くの共通テーマがあることに気づかれると思います。
当然のことですが、サイトで取り組み、投稿・公開していくほとんどのテーマが、6カテゴリー内の課題と3つの社会基盤政策課題に関するものになります。
なお、現状の上記サブカテゴリーは、状況に応じて追加や変更を行うことがあります。

シン安保2050政策シリーズでは、3つの社会基盤を軸として、現状、先述の一覧表にある約40の政策テーマを設定し、これから個別記事として取り組むことを予定しています。

それぞれのテーマに「シン安保」という用語を加えていることは、前章で述べました。
ここでは、それに加えて、テーマを具体的にイメージできる視点を添えています。

本記事では全体像の把握を目的として一覧的に整理していますが、今後は各テーマごとに個別記事や小シリーズとして順次深掘りしていく予定です。

ここでは、各政策テーマについて、当サイトの、どのメインカテゴリーに該当するかが分かるよう、マトリックス化しました。

社会基盤シン安保2050テーマ主なカテゴリー
1)国家社会基盤シン安保① 外交・防衛シン安保|日本の安全保障戦略Politics / Global Society
② 統治制度シン安保|政治・行政・司法・憲法Politics
③ 財政シン安保|国家財政と国債問題Politics / Economy
④ 国土シン安保|土地政策と都市構造Resources
⑤ 公共インフラシン安保|交通・通信基盤Resources
⑥ エネルギーシン安保|電力政策と脱炭素Resources
⑦ 資源シン安保|資源確保と資源循環Resources
⑧ 食料シン安保|農業・水産業と食料自給Resources
⑨ 環境シン安保|気候変動と循環社会Resources / Global Society
⑩ 防災シン安保|災害対策と国土レジリエンスResources
⑪ 情報空間シン安保|メディア構造と世論形成Social Issue / Politics
⑫ サイバーシン安保|デジタル社会の安全保障Economy / Global Society
⑬ 科学技術シン安保|AI・半導体・宇宙・バイオEconomy
2)生活社会基盤シン安保① 人口シン安保|少子化と人口構造Social Issue
② 家族シン安保|婚姻・パートナーシップSocial Issue
③ 出産・子育てシン安保|子育て支援Social System
④ 教育シン安保|教育制度と教育格差Social System
⑤ 医療シン安保|医療制度と健康政策Social System
⑥ 公衆衛生シン安保|感染症と社会対応Social System
⑦ 介護シン安保|高齢社会と地域ケアSocial System
⑧ 障がい者福祉シン安保|共生社会Social System
⑨ 社会保障シン安保|年金・所得保障Social System
⑩ 地方自治シン安保|地域社会と地方行政Politics / Social System
⑪ 都市生活シン安保|住宅と都市政策Social System
⑫ 治安シン安保|犯罪対策と安全社会Social Issue / Politics
⑬ 情報市民シン安保|情報リテラシーとAI社会Social Issue
3)経済社会構造シン安保① 雇用シン安保|働き方と労働市場Economy
② 賃金シン安保|所得格差と生活安定Economy
③ 労働力シン安保|人口減少と労働人口Economy / Social Issue
④ 外国人労働シン安保|移民政策と社会統合Economy / Social Issue
⑤ 産業シン安保|産業構造の転換Economy
⑥ 中小企業シン安保|地域経済の持続性Economy
⑦ 金融シン安保|金融システムの安定Economy
⑧ 資本市場シン安保|投資と資産形成Economy
⑨ 税制シン安保|再分配と税制度Politics / Economy
⑩ 社会保険シン安保|負担構造の持続性Social System / Economy
⑪ 貿易シン安保|国際経済と通商政策Global Society / Economy
⑫ 経済安全保障シン安保|サプライチェーンEconomy / Global Society
⑬ 観光シン安保|文化・交流経済Economy
⑭ AI経済シン安保|AI産業とAI労働Economy

このように、シン安保2050政策シリーズは、重層的かつ横断的に、テーマを設定し、かつ柔軟に取り組んでいくことにしています。

前項では、3つの社会構造とサイトカテゴリーとの関連で、政策シリーズの位置づけを確認しました。
ここでは、先述した、<シン2050理念群(グループ)>との関係についても確認しておきたいと思います。

【シン安保2050政策テーマ × シン2050理念グループ対応表】
社会基盤シン安保2050テーマシン2050理念グループ
1)国家社会基盤シン安保① 外交・防衛シン安保|日本の安全保障戦略シン社会的共通資本2050
② 統治制度シン安保|政治・行政・司法・憲法シン社会的共通資本2050
③ 財政シン安保|国家財政と国債問題シンMMT2050
④ 国土シン安保|土地政策と都市構造シン社会的共通資本2050
⑤ 公共インフラシン安保|交通・通信基盤シン社会的共通資本2050
⑥ エネルギーシン安保|電力政策と脱炭素シン循環型社会2050
⑦ 資源シン安保|資源確保と資源循環シン循環型社会2050
⑧ 食料シン安保|農業・水産業と食料自給シン循環型社会2050
⑨ 環境シン安保|気候変動と循環社会シン循環型社会2050
⑩ 防災シン安保|災害対策と国土レジリエンスシン社会的共通資本2050 / シン循環型社会2050
⑪ 情報空間シン安保|メディア構造と世論形成シン・イノベーション2050
⑫ サイバーシン安保|デジタル社会の安全保障シン・イノベーション2050
⑬ 科学技術シン安保|AI・半導体・宇宙・バイオシン・イノベーション2050
2)生活社会基盤シン安保① 人口シン安保|少子化と人口構造シン・ベーシックインカム2050
② 家族シン安保|婚姻・パートナーシップシン・ベーシックインカム2050
③ 出産・子育てシン安保|子育て支援シン・ベーシックインカム2050
④ 教育シン安保|教育制度と教育格差シン社会的共通資本2050
⑤ 医療シン安保|医療制度と健康政策シン社会的共通資本2050
⑥ 公衆衛生シン安保|感染症と社会対応シン社会的共通資本2050
⑦ 介護シン安保|高齢社会と地域ケアシン社会的共通資本2050
⑧ 障がい者福祉シン安保|共生社会シン社会的共通資本2050
⑨ 社会保障シン安保|年金・所得保障シン・ベーシックインカム2050 / シンMMT2050
⑩ 地方自治シン安保|地域社会と地方行政シン社会的共通資本2050
⑪ 都市生活シン安保|住宅と都市政策シン社会的共通資本2050
⑫ 治安シン安保|犯罪対策と安全社会シン社会的共通資本2050
⑬ 情報市民シン安保|情報リテラシーとAI社会シン・イノベーション2050
3)経済社会構造シン安保① 雇用シン安保|働き方と労働市場シン・ベーシックインカム2050
② 賃金シン安保|所得格差と生活安定シン・ベーシックインカム2050
③ 労働力シン安保|人口減少と労働人口シン・ベーシックインカム2050
④ 外国人労働シン安保|移民政策と社会統合シン社会的共通資本2050
⑤ 産業シン安保|産業構造の転換シン・イノベーション2050
⑥ 中小企業シン安保|地域経済の持続性シン・イノベーション2050
⑦ 金融シン安保|金融システムの安定シンMMT2050
⑧ 資本市場シン安保|投資と資産形成シンMMT2050
⑨ 税制シン安保|再分配と税制度シンMMT2050 / シン・ベーシックインカム2050
⑩ 社会保険シン安保|負担構造の持続性シンMMT2050 / シン・ベーシックインカム2050
⑪ 貿易シン安保|国際経済と通商政策シンMMT2050
⑫ 経済安全保障シン安保|サプライチェーンシン循環型社会2050 / シン・イノベーション2050
⑬ 観光シン安保|文化・交流経済シン社会的共通資本2050
⑭ AI経済シン安保|AI産業とAI労働シン・イノベーション2050

ご覧頂くと分かるかと思いますが、シン安保2050は、単純に独立した理念ではなく、他の理念群と密接に関係しています。
ときには、シン安保2050政策を進める上で、他の理念が必須となる場合、補完すべきものとして活用される場合などです。

加えて、実は、「シン安保2050」論を考察することの大半が、他のシン2050群のどれかについての政策を考察することをも意味します。
それだけに、シン2050論を考える上で、シン安保2050が最優先政策課題と位置付ける意味と意義があることが分かります。
従い、各政策ごとに、他のシン2050理念との関係性を確実に考察し、提示することが必須と考えています。

実は今まで公開してきた記事のほとんどが、今回提示の「シン安保2050」政策のどれかに該当するものでした。
ただ、実際の考察・提案においては、どうでしょうか。
問題提起程度に終わっているのではと思います。

少なくとも、この政策シリーズでは、より深掘りするとともに、社会的な変化や新しい情報などにも着目し、記事をアプデートしていくことが欠かせません。
また、そのためにも、一つの政策テーマについても、シリーズ化していく必要もあるでしょう。

記事へのアプローチも、日経等マスコミの時事的情報から始める方法。
一つのテーマを、初めから、調査分析的にアプローチし、オーソドックスに研究・考察する方法。
注目すべき技術革新、注視すべきグローバル社会・地政学的動向など、エポックメーキングな事象を対象としてのアプローチ。
様々であり、柔軟に判断、活動を継続していきたいと考えています。

長期化して、先が見通せない、ロシア・ウクライナ戦争。
さらに、米国・イスラエルとイランをめぐる中東情勢の緊迫化は、国際政治やエネルギー供給の不安定化を通じて、日本社会にも大きな影響を及ぼし得る現実的なリスクとして意識せざるを得ません。

当然、従来の防衛問題が極めて現実的な判断を求められる日本の現在地。
そしてこれから。
そこでは、従来にないレベルと態様による原油の供給停止危機がすでに今そこに。
それは、国家社会の安保に留まることなく、日常生活、経済生活への想定外の影響を与えるリスクへのシン安保課題への対応・政策を必要となっていることを示しています。
シン安保2050、四半世紀後のことと悠長なことを言っている事態ではないのです。

ただ、こうした、従来ならば「予測不能」のこと、「想定外」のこととしていた事象も、現代そして近未来には、何があっても想定内のことと備えるべき。
そう示唆していると考えるべきでしょう。
それ故に、今から「シン安保2050」政策をシン化させることの意義は極めて大きいと考えたいと思います。

この時、やはり、シン社会的共通資本2050、シン循環型社会2050、シンMMT2050、シンBI2050という理念群と統合してこそのシン・イノベーション2050の実現とシン安保2050の実現が見えてくると考えています。
また、それら無しには、シン安保2050の実現は困難ということもできると思います。

どうぞ、当サイトONOLOGUE2050における「シン安保2050政策シリーズ」を宜しくお願いします。

今後は、外交・防衛シン安保、エネルギーシン安保、人口シン安保、雇用シン安保などの主要テーマから順次、個別政策記事として掘り下げていく予定です。


※この画像は、当記事執筆者のイメージではありません。